無題

私はアーティストではない。

技術と知識は付けたくとも、私の描く物や撮る物は芸術ではない、と、自分で言ってしまう。

私の作る物は今のところ、日常雑貨のような存在、もしくはそれにすら至らない物と考えている。

 

 

そんな中、日々の出会いで、アーティストが真摯に私に対して言ってくれる言葉がとても優しくて好きである。

 

私の知っている彼らはそれぞれ自分の作品に対して疑問を持ち続けていて、自信過剰になることはない。

 

 

だけど絶対に自分の作品を卑下することはない。

それはあってはいけない、と言われた。

 

そのデリケートな均衡の中で、日々自分の作品を見つめ、自問自答しているんだろう。

 

そう考えると、やっぱり芸術とは崇高なものなのだと思う。

だからこそ、かけがえのない貴重な存在なのだ。

正直私には全くわからない世界だ。

 

ただ、少なからず、自分が歩み始めている新たな道のことを気遣ってくれているのか、真摯で真正面からの言葉を言ってくれる彼らに感謝する。

私などのような人間を彼らが同じ土俵に乗せて語ってくれているとは、勿論思わない。

だけど、このような人間にも丁寧かつ真摯に語ってくれる姿は、生意気にも美しく見えてしまう。

 

 

思いあがって冷やかし半分で説教をしてくる人間とは違う、

温かくも重く厳しいものをも感じるのだけど。