下手の横好きな奴らの唄

60年代のThe Rolling Stonesをよく聴く。

でも、特に、The Rolling Stonesが好きだ、とは言わないようにしている。

 

「好き」と言うのには、かなりの高さのハードルがあると思うから。

 

stonesを聴くようになったきっかけのことを覚えている。

下北沢のある飲み屋で、リクエストを求められたのでジミヘンをリクエストしたら、店主が何を間違えたのかstonesを流したのだ。

そのとき、全くstonesについての知識がないことに気付いた。

 

 

専ら私が聴くようになったのは60年代。

結成されてからブライアンがいなくなるまでのstonesだ。

 

なんというか、自分で言うのもなんだけど、

stonesの音楽のイロハ的な話から言ったら、「お前はわかってない」ということになるだろう。

しかし、わからなくて当たり前なんだろうと思う。

私は高名なミュージシャンなんかじゃないんだからね。

 

キースの音楽的素養は、なんとなくしかわからない。

ジョニー・デップの海賊役がキースにインスパイアされていたとしてもね。

 

ミックがいかに巧妙なダンスを踊りながらボブ・マーリーの息子とレゲエを歌ったって、その凄さはなんとなくしかわからないんだな。

 

だけど、わからなくて当たり前なのを丸出しで、「私は大好きなのよ」という勇気が私にはない。

 

 

あ、いい言葉を見つけた、と思った。

「下手の横好き」

 

まさしく、今さっき、

自分の言い訳のためにある言葉だと思った。

 

ただ、こんな風に使ったのでは、

謙虚で気の良い下手で横好きな人々に大変申し訳ないな、とも思う。